格付け「AOC」って何?

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フランスワインは実に多様です。1本何十万円するものから、1ユーロで買えるワインもある。これらの違いは、見る人が見ればラベルで判別できるようになっています。ユーロ圏の国はワインやチーズの品質管理のためにAOCという制度を導入しています。国によって名前は違うのですが、本質的には同じシステムです。フランスはAOC、イタリアならDOCGです。

これらはワイン法、つまりワインに関する法律で品質管理のための法律です。安いワインが高いワインの名前では売りに出せないようになっています。もともとは昔、不作や経済不況が続いた時期に、偽物のワインが大量に出回り市場が混乱したという歴史があるのです。そんな事態を防ぐためにACOというワインの法律が制定されたのです。

AOC 格付け最高級。畑や葡萄、ワインの色など厳しい条件をクリアしないとなりません。しかし、AOCワインは多様で、産地によってさらに独自の格付けをしている地方がある。ボルドーやブルゴーニュがそれに当たる。ちなみに日本に輸入されているフランスワインのほとんどはこのAOCランクのものです。
AOVDQS AOCより一つ基準が下のワイン。量が非常に少ないため、プロでもほとんど見たことがないようなワイン。
Vins de Pays ヴァン・ド・ペイと読みます。地酒とでも訳しましょうか。どこの地方で作られたかくらいは分かるようになっています。良質の生産者のワインであれば安くて美味しいのに当たることもあります。
Vins de table テーブルワインです。異なる地方や異なる年の葡萄を混ぜて作ってもOK。そのためこのクラスのワインには年号が表示されないのが基本です。

世界中のワインの20%弱がフランス産で(イタリアも20%弱)、さらのそのうち50%以上がAOCです。品質にこだわった良質のワインが増えているのです。また醸造技術の進歩もワインの品質向上に役立っています。昔は熟成しないと渋くて飲めなかったボルドーが、最近では若くても美味しく、熟成しても美味しいというような作りになりつつあるのです。

確かに、買ってから10年も待つのはあまり現実的ではありません。この傾向はフランスだけでなく世界的にも進んでいるのです。

このように分類されているのですが、AOCなどはさらに細かく分類できるのです。ワインのラベルを見てそれが何なのか判別するには自分で覚えるしかないのです。例えば、ロマネ・コンティのワインラベルには、それがブルゴーニュワインであり、葡萄はピノ・ノワールであるということまで記述されていません。


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